車麩の話

うちの地元(山形)も結構「お麩」をよく食べます。
東根には麩懐石なんつーのもあって、有名です。
文四郎麩
http://bunshiro-fu.com/
実家での定番は、車麩の煮物。
戻した車麩を卵を付けて揚げて、それを煮たもの。
できたてもおいしいけど、
ひんやり冷たくしたのも美味。
わたしにとっては、まさに「おふくろ(くぅ)の味」ですな。
その車麩、くぅさんはいつも「四度焼きじゃないとだめ」とのたまっておりました。
わたしの認識では、
生地をくっつけて焼く工程を4回繰り返したもの、というものなのですが・・・。
(合ってる?)
こんな感じですな↓
http://www.kurumafu.co.jp/


で。
山形では四度焼きの車麩というものをあまり売っておらず、
くぅさんが「・・・。(びみょ〜)」というリアクションをしていた記憶があります。
そんな山形でなぜ、四度焼きの麩の煮ものをよく食べていたか、と申しますと・・・
私の友人(幼稚園〜中学校、ピアノの教室が一緒)のお母さんの地元が新潟で、
しかもそのご実家が「車麩やさん」!!!だったのですわ〜。
もちろん四度焼き。
「Kさんのおじいちゃんが汗だくになって、焼いてるんだって」
という説明付きでいただき、
んでもって美味しくいただいたわけです。
おじいさんが麩を焼くのをやめたとかなんとかでもらえなくなったときに、
「あ〜〜あのおいしい麩が食べらんないんだ〜〜」
と、えらくがっかりしているくぅさんの記憶もあるんですが・・・
(これは後付けの記憶かもしれん)


ながくなりましたが、越後湯沢で車麩を買うに当たり、
そんなことをいろいろ思い出したのでした。
・・・やっぱり食い意地張りすぎか・・・
食べ物のことだけは覚えてるんだよな〜