栗本薫さん死去で思い出した「時の石」

まだそこまでの年齢ではないですよね。
ちょっとびっくりしましたが、闘病中でいらしたんですね。
ブログに書くほどのファンかと言われれば、
決してそうではないのですが。
ただ、多感な頃（今も十分多感ですけど）に、
お勧めの本として読んだ「時の石」。

短編集ですが。
自分が一番幸せだったときに戻れる（といっても、その頃の甘美な夢をみたまま仮死状態になっちゃう）
そんな「魔法の石」の話だったような気がします。
１４歳のころに、「自分の一番幸せだったころは・・・」なんて考えたものですが、
当然なのかどうなのか、そんな戻りたい時期などあるわけもなく、
（そのころは十分ハッピーに暮らしてたもんで）
「こんな本推薦する人は『戻りたい時』があるんだろうか」な〜んて思いをめぐらしてみたもんでした。
ああ、甘酸っぱいな、ワタシ・・・(((((( ;ﾟДﾟ)))))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
ふとそんなことを思い出し、
「戻ってもいいと思える時」ができている自分に、
時間の流れを感じました。


・・・とはいえ、
今を捨ててまで、戻りたい時間なんていうのはないですよ。
今は今で充実していますし、
もっといい時間がいつか生まれるかもしれませんしね。