くすんだ晴れ
どこかでゆがんだ人間である私は、
一心に何かをするということができない。
昔々のその昔、
まだ私が素直だったころ、
それはそれは
一心不乱に何かに向かう子供だった。
…でも、それは本当に遠い遠いころのお話。
少なくとも中学生のころには、
私は非常に打算的で、
うまく流すことばかりに追われる人間になっていた。
そんなまま、なんとか生きることができたから、
必死になれずにこけた。
一年の比較的必死な時代を経て、
今の自分はココに居る。
小手先の処理方法ばかりを身に付けた三年。
これは私をますますタチの悪い存在にしてくれた。
なんで、こんなことを書くかって?
自省するため。
漠然とやり過ごす自分に見切りをつけて、
ひとり立ちするため。