花の出張♪

unamoon2008-09-09

地獄の入稿日なのですが、
今日はお役免除♪
原稿もたくさん入れたので(数の問題かよっ!)、
そそくさと逃げられます。っふふふ♪


今回はわたしの担当している、某温泉旅館グループの見学会でした。
場所はこれまた私がひそかにぞっこんの「湯西川」@栃木。
しかーも伺うのは「上屋敷 平の高房」さん。
ここの社長さんがとっても明るく元気な方で、
いつも面倒を見ていただいているのでさらに楽しみなわけです。
ぬふふ。

      〇

東武鉄道スペーシアに北千住から乗りおよそ100分。
鬼怒川温泉駅で普通電車に乗り換え、20分。
湯西川温泉駅からは路線バスで30分。
遠いといえば遠いけれど、
特に苦もなく行ける「平家の隠れ里」なので
実は泊まりたいと思っていた温泉地の1つなんですよね。
1年半ほど前に取材で行った時は、厳寒の2月。
しかも日帰りで、朝から晩までうろうろしていたのでかなりしんどかった記憶があります。


今回は恐ろしいほどの晴れっぷりで、
仕事にも関わらずこんな観光気分でいいのかどうか、
逆に罪深さを感じてしまうほどでした。
北千住駅のルミネでお弁当を買って、出発♪
お弁当は牛すき弁当(680円)。むふふ。



東武は座席がいいとかなんとか聞いたことがあるのですが、
スペーシアの座席は確かに重厚~。
ヘッドレストの左右が張り出してるんですよね。

でもなんかこの部分、当て布もないし、
そこはかとなくおやじ臭が…気にしすぎでしょうか…orz
フットレストもあれば、
壁づけの折りたたみテーブルとアームレストの中におさめられたテーブルもあって
(なんで2つもあるのかはかなり疑問。
 両方一気には使えないし…)
前回は気付かなかったのですが、
6両編成には個室車とブッフェ車もついていてびっくり。
ずいぶんと余裕のある電車だこと…。


湯西川温泉駅からはこれまた東武の路線バスなのですが、
話題の水陸両用車も停まっていました(写真なし)
温泉街までの道路は、昨年大雨だかで通行止めになったりしたアップダウンの激しい細道です。
湯西川のきれいな流れに沿った道なので、
つい「鮎とか山女とか、たくさんいそう。じゅるるる~」などと
食い意地張ったことを考えてしまいました。

      〇

こういう取材の場合、
夕食も懇親会もすべてが「しごと」です。
(ほんとかいな?)
・・・ほんとです。
みっちり勉強会(とその取材)→夕食(の間に情報収集とあいさつまわり)→懇親会(でさらに情報集め&営業)
ほぼこのパターンです。
特にこの会の集いの場合は温泉について真剣に考えているかたばかりなので、本当に勉強になります。
最近は「温泉は限られた資源」と考える人もちらほら増えてきたようですが、
やはり大多数の人が「資源」などとは考えていないし、
無限にこんこんとわき出るかのように思っているのではないでしょうか。
…というのも会の受け売りですが、
でも掘れば掘っただけ、どこかで温泉が補給されなければいけないわけで
バカスカ掘って喜ぶのはいいけれども、
限られたものだということを真剣に考えて、「養生する」必要もあるんですよね。


もっといろいろかんがえさせられるこの会ですが、
それなりにわたしも「立場」があるので、このへんにしときます。
何もしてくれない行政に見切りをつけ、自分たちで自分の温泉を守ろう、そう立ち上がる方たちはとても力強いですし、
こういうところこそ生き残っていってほしい、そう思った次第です。


高房さんではいろりを囲んで。
ウズラを骨ごとあたって、野生の山椒を混ぜたつくね(竹べらにつけて、囲炉裏であぶったもの)は、
スパイシーで、野性味いっぱいで好みでした。
 


湯葉刺しもツルっとしたところとモチっとしたところと
ふんわりしたところの触感がなんとも。
ポン酢もあったけれども、やはり醤油がベスト。
甘い味わいがひきたって、たまりませんでした。
日光は湯葉が有名ですが、日光の方にも卸しているお店に特別に作ってもらっているものだそうな。

きれいでしょ(*^_^*)


クマ鍋もごちそうになりました。
思ったよりクセがなくて、好み。
…ま、私は味の濃い肉が好きなもんで、ね。